【刀剣乱舞】小説「創剣乱舞~永久ノ戦士~」Part5
俺「えっとぉ・・・審神者って聞こえたけど・・・なにそれ?」
吉行「おんし、審神者の言葉の意味もしらんがか?」
俺「えっと・・・聞き覚えがなくて・・・」
こんのすけ「審神者というのは、古代より神託を授かり、その能力を持って力を発揮する特殊な方のことをお呼びしているコン!」
俺「さっきの言い方だと・・・俺がその神託を受けたみたいな感じになってるけど・・・?」
こんのすけ「そうだコン!理解の早い人は嫌いじゃないコン!」
俺「いやぁ、理解はしてないし、むしろ何言ってるのかわかんない・・・。そもそも俺に審神者・・・ってやつになれ!っていきなり言うか?」
吉行「じゃが、わしらが受けたお告げには、お主を次の審神者にせよとあったからのぉ・・・汚れを知らぬ者を選ばれるから・・・その汚れがないからではないのかの?」
俺「は・・・はぁ・・・」
そして俺は更にこんのすけと吉行から様々な説明を(長々と)丁寧に説明された。この世界では、歴史に直接手を加えて過去を改変し、現代を自分たちの思うがままに動かそうと目論む「歴史修正主義者」、過去を消滅することを拒み、その時その時に刻まれた想いを守り抜こうとする「刀剣男士」、そのどちらを良ともせず悪とみなし、その動きを止めようとする第三の勢力「検非違使」が存在しているという。俺はそのうち「刀剣男士」に力を貸すということになるそうだ。
俺「てか、ここはかなり安心できそうな場所だけど・・・本当に争いなんて起きてるのか?」
こんのすけ「ここは僕が管理している時効力壁が外敵からの攻撃を防いでいるから、とりあえず安心だコン。でも外に出ればいろんな敵がうろうろしているんだコン・・・」
吉行「歴史修正主義者は、各時代へよぉわからん物体をボンボンぶっこんで、その時代を壊すという形で過去を改変しとるんじゃ。検非違使はわしらも奴らも悪じゃから、直接手を下してくるがの・・・」
俺「そうなると・・・結構やばいんじゃ・・・」
こんのすけ「だから君に助けて欲しくて呼んだんだコン!」
俺「いぃやぁぁまてまてまてまてまて!!!。俺そもそも戦えないし!武力なんか何一つ身につけてないし!」
吉行「大丈夫じゃ!お主が直接手を下すわけじゃない」
俺「え?・・・じゃあどうやって俺がここで・・・」
こんのすけ「それは、君自身が刀剣男士に直接指示を出して戦わせるんだコン!」
・・・また変な説明が出てきた・・・直接指示をする?・・・俺はもはや、この世界で生きていけるのかどうかもわからなくなりつつあった・・・。
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